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2011.09.16

仔犬のワルツ第五夜

もう面白すぎる上に要素が多いから何を書いてよいやら。


今回の試験は対決です。
刑務所で慰問演奏をし、女囚からいかに支持を得られるかの勝負。
ピアノタイマンです。 女囚ってのがミソで、いかにクラシックに興味のない人間に対してアピールできるかと云うパフォーマンス能力が求められるテストになっています。
にしたって、女囚かぁ・・・苦笑

見どころは、安倍なつみ演じる桜木羽音と、松下奈緒演じる鴻池聖香の対戦。
メインキャスト対決と云う見せ場を作りつつ、さらに松下奈緒、脱ぎます。

パフォーマンス勝負と云うことで、盲目のピアニストである桜木羽音、俄然有利の雰囲気で進むのですが、上半身裸になった鴻池聖香の左胸には痛々しい傷跡が。

そんな対決シーンに合わせて、鴻池聖香のクールさの所以が語られていきます。
身体への負荷が、傷跡の原因でもある心臓病の再発に容易につながってしまうため、怒ったり悲しんだり喜んだりの感情表現が出来ないのは勿論、好きな男と深い恋愛関係、はっきり言ってしまえばSEXのできない身体なのだそうだ。

野島伸司お得意の、『SEXのできない身体』がこちらの感情を強引に揺さぶります。

そんな平静な彼女が、静かにたぎらせた闘争心の発露のしての裸であり、そしてこの戦いはそうまでしてでも勝ちたい戦いである訳です。ゾゾゾゾと背筋が逆立ちました。

「見世物」感丸出しの過剰な物語を、リアリティがないと一笑にすることも出来るでしょうが、たぶんそう云う人は人生損してるし、フィクションの力を舐めていると思う。どフィクションも反射するかのように真実を映しだすのだ、と云うことを僕は信じていて(例えば園子温の『愛のむきだし』とか)、『仔犬のワルツ』において、まだそれがなんなのかぼんやりとしか分からないけど、何がしかの「真実」が写っているようには感じます。そしてメロドラマと云う荒唐無稽は、そんなものを呼び込むから「強い」様式なのだと思う。


とにかく面白いので、皆さん観ましょう!
(とは言うものの、今日、新宿ツタヤ行ったら1,2巻が貸し出し中で、俺以外にも物好きがいる!と少し笑いました)







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Posted at 02:36 | ドラマ | COM(0) | TB(0) |
2011.09.09

仔犬のワルツ第四夜

「神を畏れぬ、悪魔のピアノ」

死んだ水無月ケンジのピアノはそんな、人間の運命を左右してしまうような強烈な音だったようです。
そんな天才水無月ケンジの後継者を探す、学長の言葉を借りれば、「水無月ケンジを再生させる」事がこのドラマの縦軸となっている「跡継ぎショーレース」の思惑らしい。天才を見つけるために撒かれた餌。富をなげうってまでたどり着きたいピアノに見せられた人間(達)の末路は破滅の予感しかしません。

そんなこんな、縦軸は跡継ぎショーレースなんですが、起こっていることがごった煮過ぎて、もはやあらすじをどう要約して良いのやら分からない状況です。恋愛/新たな殺人/後継者候補生たちのの裏切り/天才たちの友情等々など横軸が無尽すぎます。

そんな中、レースに身をおくことで己の怪物性が抑えがたいものになってきている桜木羽音と、どうにも正体のつかめない、羽音のパートナーである水無月ふみひこの両主役が、師弟なのか後見人なのか曖昧に引かれていたラインを、男/女として引き直します。

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「君の優しい暗闇で、少しの間僕を包んでくれないか?」と言う水無月ふみひこのセリフも相まって、「メロドラマ!」としかいいようのない、素晴らしいシーンです。グッときます。

たまたま読んでいた高橋洋の『映画の魔』によれば、
メロドラマとは「悲劇や喜劇とは一線を画すあらゆる雑多な粗悪品をぶち込む入れ物」で、
「ホラーなゴシック・ロマンであろうが、ワイドショーな復讐劇だろうが、スペクタクル、アクション、猟奇と」客を「喜ばせるためなら何でもありの状態」(括弧内引用)であるらしい。

我が意を得たりですな。

まさにこの仔犬のワルツはメロドラマとしかいいようのない物語なのであります。



Posted at 05:02 | ドラマ | COM(0) | TB(0) |
2011.09.04

仔犬のワルツ第三夜

元祖永遠のセンター安倍なつみと、『ニンゲン合格』以来大ファンである西島秀俊のW主演の『仔犬のワルツ』、第三話みました。

結論から言うと、第三話、素晴らしかった。

第二の特Aクラス選抜テストが開かれます。
今回の課題は、荷重ピアノ耐久マラソンとでも名付けるのが的確かな、こんなの↓を引きます。

仔犬のワルツその3
仔犬のワルツその4

鍵盤と重りが紐で結び付けられた、大リーグボール養成ギプス的装置。



鍵盤まで指を下ろすだけで相当な負荷がかかるコレを、6時間弾き続ける事で試験クリア。
「鍵盤を拭いて下さい!指が滑って、演奏が・・・」。鍵盤を見ると、白鍵が血で真っ赤に染まっている。そんなやばい試験です。超絶技巧を身につけるために19世紀の音楽家が開発した機械をもとに作ったものらしいが、本当か?笑 めっちゃ眉唾っぽいんだが。
しかし、昨今の少年スポーツ漫画にもでてこない様なこんな大仰が装置が、まさかの感動的なドラマを産みます。

失神するもの、腕の筋をダメにしてしまうもの、くだんの天才5人以外は次々に脱落していきます。

なんとか無事6時間が経過するんですが、天才の5人、演奏をやめないんです。
制限時間を超え、試験をパスしても、己のプライドとライバルへの闘争心から演奏を止めない彼ら。これがベタに良い。素直に心打たれました。ほんとベタ以外のなにものでもない気もするが、あの装置の荒唐無稽さのおかげでそのベタが加速度的に強度を増している気がします。

日が傾き、日が暮れ、自身のピアニスト生命を鑑みた彼らは一人また一人と試験から降りるのですが、全員プライドを踏みにじられた顔をします。つまり、天才が、更にそれを超える天才の才覚をまざまざと見せつけられてしまった、と云うことではないでしょうか。怪物がじんわりと姿を表してきます。最後に残った、近野成美演じる森詩乃の、気を失いながらも演奏を止めないと云う、リアリティをポンと飛び越えた感動的なシーンを横目に、安倍なつみ演じる桜木羽音のうっすらとした微笑が、彼女の怪物性を強調します。

万田邦敏監督作品『接吻』の小池栄子のような、と言ったら少し褒め過ぎかもしれませんが、女が怪物化し「何か」と対峙する。そんな予兆と傑作の予感をかんじる回でした。

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覚書のあらすじ。
特A選抜レースと並行して、その関係者の殺人事件が立て続けに起こる。
15年前に死んだ、天才であり、それが故に水無月家の跡取りと目されていた、水無月賢治の死も、殺人であると云う疑いが拭えないらしい。
そんな事件に、西島秀俊演じる水無月芯也が関与してるのでは?みたいな流れもあり。


さらに覚書。
臭めの長台詞が西島秀俊の身体?声?演技?を通すとすっと入ってきて、感動できる。
実は違和感しかなかった配役が、かなり絶妙だったのかな、と3話を見て思った。

とにかく面白いんで、皆さんも是非DVD借りて下さい。


Posted at 04:15 | ドラマ | COM(0) | TB(0) |
2011.09.03

仔犬のワルツ第二夜

元祖永遠のセンター安倍なつみと、『ニンゲン合格』以来大ファンである西島秀俊のW主演の『仔犬のワルツ』、第二話みました。


音楽一家かつ大財閥、水無月家の後継者を決める試験が始まります。
「特Aクラス選抜」と云う名の常軌を逸した音楽的試練の数々。
脱落せず最後まで勝ち残ったピアニストには、東都音楽大学として最大のバックアップを、そしてそのピアニストのパートナーたる水無月家の兄弟には一族の後継者としての権利を。莫大な富のために、天才をバトらせるってゆー構図にドキドキします。

兄弟が選んだ天才ピアニストがなんだかんだ結構豪華で、

市原隼人、加藤夏希、松下奈緒、忍成修吾、近野成美。
松下奈緒だけ、ちゃんとピアノ引けるんだっけ?

お気に入りは、現時点でどの程度の知名度なのか分からないが、近野成美。
決して上手くないんだが、と云うかむしろヘタなのだけど、溌剌としてて妙に惹き付けられます。キャラ勝ちなのかな。この子は、自分の意志とは無関係に動いてしまうくらい指が生きているってゆー設定(特殊能力?)で、それが故に万引きの達人ってゆー笑

あと、第二話にして「????」な所がすでにあって、

借金の取立てにきたヤクザ。返す金のない水無月ふみひこ。その場に居合わせたパートナーの加藤夏希ってゆーシーンがあるんですが、

返す金がないと言うとヤクザが
「じゃあお前に身体で払ってもらおうか?」と加藤夏希に向かって言います。
すると譜三彦は、

「指でだ!」
とドヤ顔。

ヤクザ「指?そんなにすげーのか、フィンガーテクニック」

加藤夏希「・・・まーな」
ドヤ顔。

って言ったところで、全て解決したかのようにラーメンを食べている二人のシーンに変わるんですが、これどう云うこと?なんか、下ネタと見せかけつつ、超絶ピアノで金を稼ぐみたいなことなんだろうなーって思うわけじゃないですが、セリフ聞くと。それなのに後フォローが一切ないんですよ。なんか全部済んじゃってる。つまり、マジで加藤夏希のフィンがーテクニックでヤクザを手篭めにしたって事なのか??笑 とんでもねーわ。天才ピアニストの指をそんな風につかっていいんですか?てか天才ピアニストをなんだと思ってんだってゆーね。音楽ドラマのくせに、音楽家に対する敬意が欠けているのが、や、素晴らしいです。その程度に、出鱈目であるほうが物語が走るんですね。勉強になります、マジで。

指の動きの凄さを、万引きのテクニックや、抜きのテクニックで表すと云う荒業。ようやくエンジンがかかってきました。第三話楽しみ。


あーあと、特Aクラス選抜試験、一次審査の最後の問題。MDに入っている無音を当てるってやつ。
見事主役のなっちと何人かは正解するんだけど、結局なんの音か、答えを出してくれない。なんで?第二話にして脚本破綻なの?第三話で答え出してくれますように。




Posted at 03:48 | ドラマ | COM(0) | TB(0) |
2011.09.02

仔犬のワルツ第一夜

元祖永遠のセンター安倍なつみと、『ニンゲン合格』以来大ファンの西島秀俊のW主演の『仔犬のワルツ』、第一話みました。


お話としては、こんな感じです。wikiより参照


『桜木葉音は、湖畔のホテルでマッサージ師として働く盲目の少女。同僚から虐められる彼女の心の支えは、ペットショップの仔犬と話す事と夜に卒園した養護施設に忍び込んでピアノを弾く事だった。 その一方、水無月家の後継者になるべく、ピアノの才能を持つ人物を探す水無月芯也は、養護施設でピアノを引く謎の人物を探していた。その人物が葉音だと知ると、彼は彼女が「パーフェクトピッチ」という、一度聞いた曲を完璧に弾ける才能がある事を知る。そして、葉音は水無月家の相続争いに巻き込まれる事になる』


財閥の権力争い。障害を持った美少女。動物。と、これでもかと言うくらいの「引き」の過剰さが野島伸司っぽいです。
お得意の昼メロっぽい壮大なドラマは序章も序章で、第一話は、とにかくひたすらなっちが不幸に会う回。イジメられ、お金盗まれ、留置所にぶち込まれ・・・。「そんなにされる?(苦笑)」ってくらい、のっけからいじめてる奴のモラルが完全に欠けてて容赦無いのがいい。なんかテレビのラインとしてちょいマズイんじゃない?ってのがいい。

第一話においては、まだ薄幸の美少女ものドラマでしかないが、この後、天才ピアニスト達による血で血を洗うバトルが始まるんだよなーって思うと胸踊ります。キーワードは、金/才能/殺人。記憶では回を重ねるごとに過剰さを増していき、日テレ50周年特別企画なんて鼻で笑って、鼻息でふっとばすような荒唐無稽な物語に化けていきます。さて、その荒唐無稽さ、今見るとどうなのか。

仔犬のワルツその1

西島秀俊が醸しだす野心の臭いにわくわくしながら第二話に期待。

仔犬のワルツその2


(著作権関係よくわからないのですが、上記の写真、問題あったら即削除致します)





Posted at 04:27 | ドラマ | COM(0) | TB(0) |
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