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2011.09.09

仔犬のワルツ第四夜

「神を畏れぬ、悪魔のピアノ」

死んだ水無月ケンジのピアノはそんな、人間の運命を左右してしまうような強烈な音だったようです。
そんな天才水無月ケンジの後継者を探す、学長の言葉を借りれば、「水無月ケンジを再生させる」事がこのドラマの縦軸となっている「跡継ぎショーレース」の思惑らしい。天才を見つけるために撒かれた餌。富をなげうってまでたどり着きたいピアノに見せられた人間(達)の末路は破滅の予感しかしません。

そんなこんな、縦軸は跡継ぎショーレースなんですが、起こっていることがごった煮過ぎて、もはやあらすじをどう要約して良いのやら分からない状況です。恋愛/新たな殺人/後継者候補生たちのの裏切り/天才たちの友情等々など横軸が無尽すぎます。

そんな中、レースに身をおくことで己の怪物性が抑えがたいものになってきている桜木羽音と、どうにも正体のつかめない、羽音のパートナーである水無月ふみひこの両主役が、師弟なのか後見人なのか曖昧に引かれていたラインを、男/女として引き直します。

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「君の優しい暗闇で、少しの間僕を包んでくれないか?」と言う水無月ふみひこのセリフも相まって、「メロドラマ!」としかいいようのない、素晴らしいシーンです。グッときます。

たまたま読んでいた高橋洋の『映画の魔』によれば、
メロドラマとは「悲劇や喜劇とは一線を画すあらゆる雑多な粗悪品をぶち込む入れ物」で、
「ホラーなゴシック・ロマンであろうが、ワイドショーな復讐劇だろうが、スペクタクル、アクション、猟奇と」客を「喜ばせるためなら何でもありの状態」(括弧内引用)であるらしい。

我が意を得たりですな。

まさにこの仔犬のワルツはメロドラマとしかいいようのない物語なのであります。

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